2011/07/22

企業分析とベンチャーキャピタル投資会社

企業の成長も含めて投資をする会社。それが、ベンチャーキャピタル投資会社です。私がすぐ思いつくベンチャーキャピタル投資会社は、大手の系列会社やジャフコなどですね。投資において、この会社の手法をいくつか真似できれば、自分自身投資のパフォーマンスも上がるのではないかと思い、私がまとめたベンチャーキャピタル投資会社について書きたいと思います。




①ベンチャーキャピタルとは
②投資決定のための評価基準
③育成
④投資回収

①ベンチャーキャピタルとは
将来有望なベンチャー企業を見つけ、投資家から集めた資金をもとにファンドを通じて投資をし、さらに、経営支援などを通じて企業価値を高めて利益を上げていくもの。

②投資決定のための評価基準
(ア)投資先ベンチャー企業のタイプ
(イ)経営者
(ウ)市場および製品(サービス)の成長潜在性
(エ)ベンチャーキャピタル会社とどのように関わっていくのか
(オ)株式公開などの流動性プラン

(ア)投資先ベンチャー企業のタイプ
・立ち上げ期…あらゆるリスクがあり、周到なビジネスプランが必要
・成長初期…マネジメントリスクが顕在化してくるので、システムの構築が必要
・成長期…管理リスクを未然に防止するため、売上予測、計画管理、部門間意思伝達などに心がける
・成長後期…分散化した管理体性を統括する必要、組織の見直し、全社統制システム

(イ)経営者
企業のタイプと成長ステージ別に、具体的・現実的な経営能力を持っているのかを評価。

(ウ)市場および製品(サービス)の成長潜在性
正確に評価するにあたって
・多くの情報を収集する
・実際の売上や受注動向をみる
・経営者や市場の成長性の評価等に重点化

具体的評価
・技術のもつリスクを実現性、競合性、優位性の観点から把握
・価値評価として担保価値、獲得可能な潜在市場を見る
・ロイヤリティー、収益性、投資回収性などのリターンをみて、評価

以上の評価が終わり投資適格となったら、次は経営支援を行う

経営支援
①経営指南型
これは、比較的経営がうまくいっている企業に行うもので、ビジネスプランの見直しや経営陣の強化などを行なっていく。

②立て直し型
これは、読んで字のごとく傾いた企業を立て直しということであり、損益分岐点の引下げや、事業全体の再検討および経営者(陣)の退陣などをおこなっていく。

そして、最後にしかるべきところで、投資回収を行なって利益を確定する。

このようにまてめてみてわかりましたが、経営者つまり社長と面と向かって話を聞くことができれば、自分の実感としてこの会社はすごい!絶対成長する!なのか、この会社はまずい・・・社長の話に一貫性がないな~などのがわかるはずです。

しかし、現実的に私たちのできることは、会社説明会に参加する、会社に直接電話して質問する、会社の経営方針を読んでみるなどです。このように、数限られた情報の中から新の価値を見出す!ベンチャーキャピタル投資はその極みなのであり、このことをもっと深めることが、間接的に投資の成功率を高めると考えました。



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