2011/09/23

KDDIとiPhone5と投資の関係

KDDIがiPhone5を販売すると日経ビジネスが報じている。同誌の「KDDI、『iPhone5』参入の衝撃」という記事によると、KDDIはAppleとiPhone5の国内での販売契約を締結。11月から販売する準備を進めているという。日経新聞もKDDIがiPhone5を2012年1~3月に発売すると報じた。

このことについて投資の観点から考えてみます。
 

[KDDIの株価動向]
この報道があり、一時KDDIが上昇、ソフトバンクが下落するという株価の動きがありました。結果としては、後場からKDDIが下落に転じマイナスで全引を迎えてしまいました。この結果が示していることは、まだ市場がKDDIのiPhone参入を株価に盛り込んではいない可能性が大いにあるということです。これからKDDIの株価は、上昇局面を迎えると予想できます。

[株価が動く日]
  1. 先日KDDIは、9月26日(月)午前10時から新商品発表会を行うことを明らかにした。
  2. 11月からの販売準備による関連記事、特集の組まれるタイミング。
  3. 2012年1~3月の発売による期待感。
このような日を目安にKDDIの株価動向に注視します。

[マイナスリスク]
KDDIのauは現時点では第二世代向けと併用の周波数を利用しているという事情がある。これは、ドコモとソフトバンクが完全に第三世代向け(3G)専用の周波数を使用しているのに対して、大きなハンデになりうる。

起こりうる問題としては、スマートフォンの登場によって送信データ容量が増えることによって、他の二社に比べて明らかにサービス上の問題が生じてしまうということである。AUはアンドロイドでこの問題を解決できてはいるが、iPhone5を導入したときにこの問題が発生してしまうということへの懸念はまだ拭えない。

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